五月祭シネマ
今年は五月祭自主上映による『お早よう』と、地元の映画館「金星シネマ」とのコラボ上映による『過去のない男』の2作品をお届け致します。
※『お早よう』は定員に達したため受付終了とさせていただきました。(5/6)
『過去のない男』は予約受付中です。(ご予問い合わせは金星シネマへ)
*『過去のない男』紹介画像のあとに、『お早よう』の解説コラムを掲載いたしました。
どうぞ、こちらもお読みください。
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[五月祭シネマノート]
ポップに観る『お早よう』
なぜいま小津安二郎なのか?
というわけで、今回上映する映画『お早よう』の推しポイントをいくつかご紹介します。ちなみに、小津映画に難しいことは一切ありませんのでご安心を。
『お早よう』は1959年製作の作品ですが、今の私たちの視点で見直すと、また新しい面白さが見えてきます。
妙な空気がなんだかオシャレ
例えるなら、いまで言う「日常系」「脱力系」のような雰囲気です。淡々とした会話が刻む独特なテンポと、とぼけたユーモア。派手な出来事はほとんど起きませんが、じわじわ効いてきます。(※おならギャグ多発注意)
スクリーンの中に赤と緑をみつけよう
画面をよく見ると、小物の色使いがいちいち気持ちいい。差し色がつくる静かなリズム。特別な意味があるわけでもないのに、ニンマリしてしまいます。
ファッションや生活道具のデザインも気になるところ。今見てもキュートな服装や、昭和モダンな家電たちにも注目です。
「ちゃんとしてる」はクール
物語の舞台は、「サザエさん」的お茶の間空間。当時の日本の家庭風景が、寓話のように、そしてちょっぴりシニカルに描かれています。派手さはないけれど、なぜか引き込まれてしまう小津ワールド。映画全体に流れるのは「ちゃんとしてる」の心地よさ。いたって普通な日常シーンが、どこか新鮮に見えてきます。
ここから少し踏み込みます。
小津安二郎はパンクだった!?
一貫して、「日常」を描き続けた小津監督。時代の流れに逆らうように、「些細なこと」を撮り続けました。何でもありのカオスな現代だからこそ、あえてシャツのボタンを一番上まで留めるような、ピシッとした美学を貫く。そのストイックな姿勢こそが、実は最もラジカルな表現だったのかもしれません。
平穏な日常を、日常のまま保つ戦い。
「サザエさん的世界」を続けるには、実はかなりのエネルギーが要ります。アートの「かっこよさ」は、奇抜さや刺激の強さだけではありません。徹底された「姿勢の良さ」が放つ、静かなエッジ。
いろんな視点があってOK
まずは難しく考えずに、気楽に楽しんでください。
そして、ふとした場面で「この映画、ちょっと変で面白いな」と思ってもらえたら嬉しいです👌
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以下はこれまでに上映してきた作品です。
2024年 ドキュメンタリー映画『最後の音楽』
ジプシージャズ特集企画として上映後には山本佳史TRIOのライブも行われました。
会場:りんがふらんか城ケ崎文化資料館

2021年の上映作品はティム・バートン監督の『ビッグフィッシュ』。
この年は有志の協賛による野外上映となりました。
協賛:BAAN HATAH / コロナパーク / 麒麟館 / gutedesign / mojomojo
会場:伊東市青少年キャンプ場
2019年は3作品を上映
(C)Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
『オズの魔法使』
上映会場:BAAN HATAH
(C)Smokescreen Inc.2003 All Rights Reserved.
『コーヒー&シガレッツ』
上映会場:see the forest
『幕末太陽傳』
上映会場:コロナパーク
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2018年はオードリー・ヘプバーン&フレッド・アステア主演の『パリの恋人』をBAAN HATAHさんにて。
上映終了と同時に拍手が沸き起こる、とても暖かい上映会となりました。

(c) 1956 PARAMOUNT PICTURES CORP. All Rights Reserved.
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五月祭後援の映画上映
五月祭は私たち主催の上映会以外にも、後援という形で映画上映に関わっています。
過去の後援上映作品
『Cu-Bop~across the border』
『あるアトリエの100年』



